庭木の剪定ABC
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  4. 第38回 ミドリ摘み

■第38回「庭木の剪定ABC ミドリ摘み」

玉崎弘志の剪定教室
 
「庭木の剪定ABC」
今回は、上級編からの抜粋をご紹介します。
今の時期、マツのミドリが勢い良く伸びている姿を見かけますね。
ちょうど、5月から今頃がマツの「ミドリ摘み」という作業の季節です。
「ミドリ摘み」
この作業は、マツの新芽が数本立ち上がってくるのをかき取り、自然なしまった樹形に維持するために行う作業です。
マツの先端を見てみましょう。
まだ葉の出ていない新芽が伸びています。
このまま放置すると樹形が崩れてきますので、新芽のうちに芽を摘み取ります。
マツは場所によって、新芽が1本から多いところで6〜7本出てきます。
ここでは、中心の勢いの良いミドリは摘み取り、左右にバランス良く伸びる小さめの芽を2本ずつ残す剪定方法について説明します。
摘み取る芽、または残す芽は、芽の伸びる方向と全体の樹形をみて決めていきます。
◎ ポイント
マツ特有の剪定方法「ミドリ摘み」 
先端に3本の新芽が出てきました。
中級の「芽」のお話を思い出してください。
中心の芽がこの中で一番勢いの良い枝に成長していきます。
ですから、中心の勢いの良いミドリは指で摘んでかきとります。
左右のミドリが長い場合は、2〜3cm残して指で折ります。
                 (中略)
◎ ポイント
「マツの仕立てものは、V字に分かれた枝から2本ずつ新しい枝を伸ばして、
自然なしまった樹形に維持していきます。」
 
上級では初級、中級を基本として、樹形のもつ特徴的な姿を作っていく剪定方法と仕立ものの作り方を学習します。
さらに、形が歪んでしまった樹形、樹形に穴があいてしまった場合の仕立て直しの方法を学習します。確認と評価によって、プロの称号が授与されます。
みなさんの庭の庭木が、それぞれの役割をもって、維持、管理されていくことを願っています。
玉ちゃん
 


 
Bloom Field
株式会社アイ・アンド・プラス Bloom Field事業部