6月の下旬から猛暑が始まっていますね。
暑い中で仕事をした日は、夕方のビールがなんといっても楽しみです。
ビールが美味しくなると気をつけなければいけないのが、草花の管理です。
先月ペチュニアのピンチの仕方を説明いたしました。
下の写真は1ヶ月前にピンチをしたときの写真と1ヵ月後の6月30日の写真です。
切り戻しを行なった花壇のペチュニア
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ペチュニアの1ヵ月後
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ピンチしていないペチュニア
あまり蒸れることはなく順調に枝葉が展開しています。後ろのセラスチュームの花に替わって宿根カスミソウが咲き始めました。
下の写真がペチュニアのピンチをしなかった下部の現況です。遠目に見ると綺麗に咲いているように見えますが、下部の中を覗きこむと下葉が蒸れて茶色く枯れています。
30度以上で雨が降ると、10日くらいで中心の枯葉が蒸れて広がり、中心に葉がない状態になります。
比較的暑さに強い夏のガーデニング素材を紹介いたします。 ペチュニアでいうと、『ペチュニア 花咲か』、『ペチュニア さくらさくら』がお奨めです。特にキリンアグリバイオで開発した花咲かは立性で横と上に広がる力が強く猛暑でも成育旺盛です。1uあたり4本も植えれば十分です。下の写真は、花咲かのピンクとシルバーの品種です。手前に映っているのが『ユーホルビア ダイアモンドフロスト』です。この植物も暑さに強く成育旺盛で且つ涼しそうなのがいいですね。右下は『カリオプテリス ウォーセスタゴールド』です。段菊の仲間ですが、花というよりはライム色が涼しそうです。
ペチュニア 花咲か
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カリオプテリス ウォーセスタゴールド |
エミリア
夏の花は、ジニアやインパチェンスなどビビットな色の花が目に付きますね。燃える色の夏らしい花も良いですが、そんな中に涼しそうな花を組み合わせるとさらに爽やかで美しいものです。 右の写真は『エミリア』です、キク科の1年草でベニイガナとも言います。小指の爪くらいの小さなオレンジ色の花がとても可愛くて、銀葉の植物やカスミソウ、セラスチュームやY.ダイアモンドフロスト等と組み合わせるとよいでしょう。
グロリオッサ ロスチャイルディアナ
右の写真はユリの『グロリオッサ ロスチャイルディアナ』です。反り上がった赤い花弁がエレガントで且つ夏らしいですね。一般的な花言葉は、「華麗、栄光、天分」だそうですが、私はカスミソウやガウラや、シロタエギクなど白やふわふわしたテクスチュアーの淡い花と組み合わせるのが大好きです。私の語録で言えば、花言葉は「エレガントな悪女」です。
クレマチスの蔓のように葉に先に蔓手が出て回りのものに絡み付いて上がっていきます。写真はツバキの枝に絡みついて上に伸びていますが、やはりエレガントの雰囲気を壊さない様に支柱を立てることが大切です。
次回は、夏と野菜のコラボレーションについてお話いたします。
今年も猛暑になりそうですね。屋外でのガーデニングには十分に気をつけて、ご自愛のほど。
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