第68回 紅葉の季節から冬に衣替え |
12月のカレンダーを捲めくった途端に冬になってしまいました。ここ数年、紅葉が遅いように思います。11月の最後の週の東京丸の内周辺の写真です。 東京駅から真っ直ぐ皇居に向う通りのイチョウの紅葉です。いろいろな都市の街路樹を見ているのですが、やはり首都東京周辺の街路樹は美しいですね。樹木の剪定がしっかりしていて樹形が美しいからです。 コンテナを配置する時や庭を作る時とまったく同じですが、背景が上手く取り入れられるととても美しく広がり感とまとまりを感じます。 午後3時ころ、斜めから射す陽に照らされて紅葉した赤い葉がとても綺麗で、思わず路肩に車を止めて撮った写真です。 必ずしも背景は自然の景観である必要はありません。下の写真は丸の内仲通りのオフィス、ブティックが立ち並ぶ通りですが、黄葉したケヤキとアメリカフウの葉が背後の商業施設のカーテンウォールのガラスに映ってとても綺麗です。とても都会的な空間ですが、やはり日本的なテイストの景観だなと感心します。どんな中にも秋色は存在します。 右の写真は、11月20日に撮影したイイギリの紅葉と実の写真です。これは、グリムの森という展示・集会施設の庭で撮った写真で、周辺は自然いっぱいの場所です。ムクドリが近くで鳴いたので、ふと顔を上げてみたら偶然に撮れた写真です。 私の第一印象は、こちらは壁紙やテーブルクロスの柄の様にテキスタルデザインをイメージしました。これも考えようによっては、フレームで縁取られた図と地の関係をイメージすることが出来ます。あと数日経つと葉が完全に落葉し、初冬のブルーの空に赤い実が浮き立つ姿もまた楽しみです。自然っていいですね。 これから1週間ごとに寒くなっていくだろうと思いますが、寒いなりにガーデニングの世界で楽しいこと面白いことにトライしていこうと思います。 |