徳原真人のガーデニングABC
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ガーデニングABC

 第68回 クリスマス編 紅葉の季節から冬に衣替えに

クリスマス編

先日、六本木と表参道のイルミネーションを見てきました。私の記憶だと表参道は一時期イルミネーションを中止した時期があったのではないかと思いますが、今年は綺麗に飾られていました。しかも、ケヤキの枝先を傷めないように配慮して装着されていたようです。昔の原宿・表参道と違って、ここ十数年の間に高級ブランド店が多く立ち並び、参道の景観が随分と良くなったように感じます。たぶん建物を設計する建築家が、表参道という空間の雰囲気を生かし外観を決めているからでしょうか。それぞれの建物は個性があるのですが、それでいてすっきりとした印象があります。少しセットバックしている建物もあり、ケヤキに付けたイルミネーションのシルエットが美しく見えます。
下の写真は、六本木のさくら坂のイルミメーションです。写真では解り難いですが、白のライトに少しだけブルーが混じっていて、色の配分からするととてもアーバンな雰囲気で美しい通りです。再開発の際に民地側にセットバックしているので、ケヤキの樹形も亭々としています。

六本木さくら坂のイルミメーション六本木さくら坂のイルミメーション

下の写真は、昼間のさくら坂の街路沿いの花壇です。白とブルー系に統一された草花が植栽されています。街路の植栽としては、珍しく美しい花壇だと思ったら、東京都からスペースを借りて六本木ヒルズの管理会社が行なっているそうです。

六本木さくら坂の街路花壇六本木さくら坂の街路花壇

クリスマスリース

クリスマスリースクリスマスリース

さて我家ですが、通りに面したコッツの小屋のドアの前にクリスマスリースをかけました。私はごてごてしいデザインは好きでないので、クリスマス飾りは出来るだけベーシックなものを心がけています。赤と白と緑を基調としたデザインにしました。


先日、クリスマスをテーマとしたコンテナの寄せ植え講習会をおこないました。モミの木やドイツトウヒ、ゴールドクレストを使うと、クリスマス後の扱いが面倒なので、なんとなく12月のクリスマス頃の雰囲気が出ていて、25日以降も飾っておけるものを考えてみました。講習会では下の写真のようなものをつくりました。

聖夜のコンテナ

聖夜のコンテナ聖夜のコンテナ

1つ目は、ミニ系シクラメンを芯に添え、バラ咲きのジュリアンとロータス プリムストンを寄せて、中央に赤い実のチェッカーベリーを植えたものです。私の地域(北関東)だと、強い霜が降りるので屋外では無理です。玄関先や窓辺をイメージして、少々コンパクトに作ってみました。
テラコッタの鉢を白く塗って、縁を金色にペイントしてあります。


聖夜のコンテナ2

聖夜のコンテナ2聖夜のコンテナ2

2つ目は、中心にエリカ クリスマスパレードとクリスマスローズ ニゲルを置いて、周りにバラ咲きジュリアン、スイートアリッサム、赤のギョリュウバイを添えたものです。
ホワイトクリスマスをイメージしたものですが、白のみの植物だと面白味がないので、アプリコット系のジュリアンと挿し色で赤のギョリュウバイを加えてみました。


12月に入ってからぐっと寒くなってきました。皆さんどうかご自愛ください。
次回は、コンパクトなお正月向けのコンテナを紹介いたします。


Bloom Field
株式会社アイ・アンド・プラス Bloom Field事業部