厳しい冬ももう少しですね。 今年の冬はいつになく寒いです。私の住む所でも10日ほど前にマイナス6度を記録しました。1月20日には雪が降って、東京でも大騒ぎだったというニュースを見ました。 その時の雪が北側の日陰では下旬になっても残っています。
しかし、昨日都内の公園を通りかかったら日本スイセンの蕾が膨らんでいたので、春は直ぐそこまで来ているんだなと感じました。この時期の朝晩は、寒さを頬にぴりっと感じて背中を丸めてしまいがちです。これから2月の下旬に向けて、風のない日中は、晩冬の陽射しがとても気持ちよいものです。
下の写真は、栃木市郊外にある山野草をテーマとした私設植物園の福寿草です。お正月の寄植えの定番植物というイメージがありますが、やはり寒風の中から生え出した路地の花が一番美しいと思います。
福寿草はキンポウゲ科の植物ですね。従って、クレマチスやアネモネ、シュウメイギクなどと同じ仲間です。それぞれに色こそ違いますが、花弁を見るとみんなよく似ていること良くわかります。私はキンポウゲ科の植物が大好きで、皆少し品があってワイルドさを残している植物が多いからです。クレマチス属でいうとセンニンソウなどはその筆頭株主ですね。
少し余談になりますが、右の写真は東京都文京区にある六義園の庭園で見た植木職人の技と言うか洒落ですね。厳寒期の庭にこんな遊びも出来るんですね。たぶん、荒縄で福寿草をイメージして作ったものでしょうか。
鉄鍋の柊のコンテナ
厳しい寒さの中にも、直ぐそこまで春が近づいていますよとイメージしてもらえる植物材料を集めてみました。
ツバキ(村下)、ヒメヒイラギ、イングリッシュホーリー、フクジュソウ、バイカオウレン、ハボタン 孔雀、トキワヒメハギ。
写真を見てバイカオウレンの清楚な白い花と黄色のフクジュソウの花に、少し春の兆しが感じられますか。
現在私は本当に小さな玄関庭(アプローチ)の改修計画・工事を行なっています。
たぶん今までに手がけた庭で一番小さな庭ではないかなと思います。工事も2週間くらいで終わってしまうので、現状から出来上がりまでのシーンをコマ撮りで順次お届けしてていこうと思います。