暑中お見舞い申し上げます
暑中お見舞い申し上げます。このところ35度を超える日が珍しくありません。皆さん体調に気をつけてください。私は少しスローダウンして仕事をしながら暮らしています。
暑さに負けない植物たち
この暑さに重宝な植物を紹介します。
右の写真はエミリアです。カカリアとも言いますね。オレンジ色の花が一般的です。宿根カスミソウとか白のフロックス、ニチニチソウなどの前付けの挿し色として配植すると有効です。左横に見えるのはミニトマトです。家庭野菜は家ではこんな風にして花壇の中で作っています。
左の写真はグロリオッサです。春に花を付けた花木が今の時期みどり一色となるので、補色の赤系はとても重宝です。 グロリオッサは蔓性のユリの仲間なので、花木の間に植えておくと支柱をしなくても大丈夫です。家ではチューリップが終わってから植えつけます。関東以北の地域では、晩秋に掘り上げて凍らせないように保存します。グロリオッサの右上に写っているのがフューゲリスです。夏ばてしない植物で、冬の寒さにもかなり強い植物です。この冬はマイナス8度まで下がったけど大丈夫でした。5月から10月まで次々に花が上がってくるのも魅力です。
右の写真はカシワバアジサイです。5月の時期の白い花も美しいですが、夏の花もなかなかのものです。ハイドランジア アナベルも少し緑がかっていいですね。
夏向きのアウトドアガーデンの紹介
さて話は変わりますが、夏向きのアウトドアガーデンを紹介いたします。右の写真は春に依頼を受けた時に撮影したものです。
お客様の要望として
- 家族やお客さんを呼んで、屋外でバーベキューなどの食事を気持ち良くしたい。
- 夏の日中は日差しが強いので、遮光のできる、周りの目線を気にすることの無いスペースが欲しい。
- 現在、庭に雑草が生えてメンテナンスに手を妬いている。手間がかからなく、明るい雰囲気の庭にしたい。
そこで写真のような庭に仕上げました。7月下旬に竣工したばかりです。クライアントさんには大変気に入ってもらいました。
キッチンカウンターの下にはバーベキューなどに使う道具類が全て収納できるようになっています。背面に十字に切れ込んだデザインのブロックは陶器質のブリーズドブロックです。
■遮光のシェードを吊ったバーベキューテラス ポリエステル素材で95パーセント紫外線をカットできる素材です。
リビングルームから見えるエリアは、沖縄のトラバースチンを敷石として使いました。通路として動線にかからない部分は、拳2つ分くらい離して布設してありますので、タイムやセダム類を植栽するハーベストウォークのスタイルにしました。写真の女性は、バーベキューテラスのシェードを作ってくれた原島早苗さんです。私と同じガーデンデザイナーです。彼女は木編や草冠の仕事のみならず糸偏の仕事も得意で、デザインがとてもおしゃれなんですね。