徳原真人のガーデニングABC
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第89回 田舎の駅前花壇は花さかり

文・写真/徳原真人 掲載日:2013年7月1日

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梅雨入りをしているのですが、地面は乾き気味ですね。
私は大きな団地や病院の花壇・植栽管理の仕事もしているるものですから、地面の乾き具合はとても気になります。

私の業務の中に、ボランティア団体のリーダーを育成する講座があり、複数の自治体や緑化関連の財団などから頼まれて講習を進めています。
今回紹介するのは、栃木県壬生町にある東武宇都宮線の安塚駅前の花壇です。講座で1年間7回の講習をこなした受講生さんが管理チームを作り、資材費を行政から支援してもらって進めている団体です。(ほとんどガーデニングに関しては素人の40代から70代の方々です)

講座の中では、季節の旬をとらえた花が冬以外は毎月楽しめること。駅前の花壇なので、車でお出迎え・お見送りというケースが多いので、車の移動速度でも十分に認識できて楽しめる、色彩のはっきりした植物を植えています。
また、通年で見た場合管理費が毎年かさまないように、宿根草を多く用いています。(ムクゲやタチカンツバキなどの木本1割、宿根草5割、1・2年草が4割と言った配分です。) 講座では宿根草の上手な扱い方、年間のコストプランニング、そして管理計画を含めてじっくり学んでもらいました。


その成果も出ていると思いますが、現在タチアオイ、ダリア、カワラナデシコ、カンパニュラ、アジサイ、トラディスカンティアなどがちょうど見ごろで、オリエンタルH.B系のユリと4月に播種したコスモスがちらほら咲き始めました。
去年まで殺風景だった田舎町の駅前も今年は、子どもの帰りも待つお母さん方が車から見入っている風景すらみられるようになりました。私としては「頑張れ!田舎のお母さん」。因みに私は、田舎のおじさんです。

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