先月のバラをメインとした洋風ガーデンの手前を90度に折れ曲がった部分です。
和室の前は、部屋からの出入りと和洋折衷の外観のデザインに調和させるために、外来の石材を利用しつつも日本の延段(のべだん:石敷き園路の一種で、面の平らな割り石や板石などを一定幅に敷きつめたもの)のスタイルを配置しました。
180㎝くらいしかない狭い部分ですので、墨色の敷石を一枚一枚半分に割って杉苔の 中に斜めに角度を付けて配置しました。 緑の苔とのコントラストを狙ったものです。
■施工前 施工後 和室の前
施工前の写真と比較すると、石組と植栽が入ることで少し空間が広くなったように見えませんか?
■狭い空間を生かした庭づくり 施工平面図と完成写真
3回に渡って「狭い空間を生かした庭づくり」をご紹介してきました。 一つの庭の中にある違う要素を繋いでいくヒントを、是非皆様も参考にして工夫してみてください。皆さんはどのような要素を持ってくるのでしょうか。 庭づくりが益々楽しくなりませんか!?