前号でご案内した緑の雫展は盛況のうちに6月12日に3日間の幕を閉じました。
250人くらいご来場してくださり、遠くは北海道、四国の香川から来られた方もあり、作者としては嬉しい限りです。
表参道という場所、梅雨の時期、そして自然のエッセンスを切り取って都会でお見せしたいというテーマ「緑の雫」は十分に皆様にお届けできたのではないかと思います。
右の写真は、3日間の展示を終えた12日夕方の情景です。
下の写真は、今回の代表作である、『森のコンテナ』です。森の標高に応じて使用植物をグルーピングし、和の植物も洋の植物も一緒のコンテナに付け合せるといった私独特の手法です。
和と洋の融合という意味では、農具の籠に白のクレマチスを組み合わせる手法で作ったコンテナです。
あえて民芸的なテイストを想起させたくなかったので、赤く塗った竹籤を付け合せる事により、アーバンテイストの会場に合わせようとしたものです。
根占に植えてある朱赤のマツモトセンノウは、クレマチスの白を強調するための挿し色です。
左下は、ホタルブクロとシライトソウを中心に組み合わせた、梅雨時の田んぼの畦道をイメージした作品です。
右下は、コナラ等の雑木にウチョウランの組み合わせたコンテナです。